平均年齢18歳の韓国の5人組美少年アイドルグループ「大国男児(だいこくだんじ)」が17日、都内でデビューイベントを行った。13日に「Love

 Power」で日本デビュー、この日は2回公演で女子中高生を中心に、約4000人のファンを集めた。ハングルで書かれたうちわを手に熱狂するファンを前に、感極まったカラム(19)が「こんなにうれしいことは初めて。ありがとうございます」とうつむき、涙をぬぐうと、客席から悲鳴のような歓声が上がった。

 メンバーは昨年9月から日本に滞在し、BSジャパンの音楽番組の司会などをこなしながら日本語力を磨いてきた。リーダーのミカ(20)は「日本デビューに備えて長い間してきた準備が実り、とても幸せです」と苦労を振り返った。

 キャッチフレーズは「クリーミー系弟アイドル」だが、メンバーはそれぞれ韓国内のさまざまなコンテストで優勝してきた実力派だ。韓国ではデビュー前からファンサイトの登録者数が4万人を超えたという。客席前列に座った高校生の藤本優希さん(17)は「全員がダンスも歌もうまい。頑張ってる感じを見てると全力で応援したくなります」と5人の魅力を語った。別のファンからは「ずっと日本にいて真剣に向き合ってくれてるところがいい」と声も上がった。関係者によると、デビューCDを1人で150枚購入するファンもいるなど、今までのK-POPグループの「カッコイイ」「たくましい」とは違う「かわいい」イメージの大国男児を熱狂的に支持するファンが多いという。

 来月15日には千葉・幕張イベントホールで「The

 4th

 K-POP

 Super

 Live」にも出演し、活動の幅を広げていくという。