女優小泉今日子(45)が、来年1月スタートのフジテレビ系“木10”ドラマ「最後から二番目の恋」で約10年ぶりに連続ドラマに主演することが21日、分かった。中井貴一(50)とダブル主演で、古都・鎌倉を舞台に明るくも切ない大人の青春ドラマを展開する。

 来年、デビュー30周年を迎える小泉の連ドラ主演は、01年TBS系「恋を何年休んでますか」以来。フジテレビでは、99年「恋愛結婚の法則」以来となる。

 小泉が演じるのは、45歳独身のテレビ局ドラマプロデューサー。仕事と家庭の両立を夢見ていたはずが、今では恋愛より健康や老後に不安を抱えるようになった役どころだ。老後は気の合う仲間と古民家を借りて住もうかと下見に出かけた鎌倉で、中井演じる妻と死別した子持ちの50歳独身男性と出会った場面から、恋愛ストーリーが始まる。オリジナルの脚本は、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」「おひさま」など人気ドラマを手掛けてきた岡田恵和氏が担当する。

 小泉は約10年ぶりの連ドラ主演を決意した理由を「大人だからこその自由、大人だからこその孤独、そんなテーマなら今の私でもドラマの世界でお役に立てるかもしれないと思いました」と明かした。

 中井とは95年フジテレビ系「まだ恋は始まらない」で共演したが、「運命の人なのに、なかなか出会わないという設定でしたので、実は最終回までほとんど絡みがなかったんです。今回は思いきりぶつかり合うことができそうなので楽しみです」と期待を口にした。中井も「大人の楽しい番組を作れるよう頑張りたいと思います」と意気込んでいる。

 2人の恋をかき回す、中井のきょうだい役として坂口憲二(36)飯島直子(43)内田有紀(36)が出演する。