NHK大河ドラマ「平清盛」(来年1月8日放送開始、日曜午後8時)主演の俳優松山ケンイチ(26)が来年1月9、16日に同総合で放送される「『鶴瓶の家族に乾杯』大河ドラマ『平清盛』スペシャル」(9日午後7時半、16日同8時)に出演し、父になる思いを語った。

 ドラマの舞台・広島県廿日市市を旅し、双子の男子高校生と出会った松山は、2人の自宅で両親に親になる心構えを尋ねるなど、人間・松山の素の表情を見せた。

 松山は全国大会にも出場した双子のアーチェリー選手・末田翔司くんと兄修司くん(高校3年)とアーチェリー対決した後、2人の家に“突撃”。父靖明さんに21歳で結婚後、すぐに双子の親になった当時の心境を尋ねた。来年1月23日が妻小雪の出産予定日で、心構えを聞きたかったのだろう。「すごく不安だったけど自分の子だからかわいい。オムツ替えとか苦じゃなかった」と答えるのを聞くと、今の心境を吐露した。

 松山

 これから自分がそうなっていくのかな、と考えるんですけど、まだやっぱり生まれる前なので実感が湧かないんですよね。

 すっかり家族にとけ込んだ松山は、靖明さんから必ず家族で会話しながら食事すると聞き「(双子は)もうちょっとしたら一緒に酒を飲める年齢になりますね。うらやましいなって思います」とかみしめるように言った。また翔司くんに「どうやったら彼女が出来ますか?」と聞かれ「アーチェリーやめたらできるんじゃない?」と答え、兄弟に彼女がいないと知ると「2人とも童貞?」と聞き、家族をあぜんとさせた。

 旅では笑福亭鶴瓶と厳島神社を訪ねたほか、1人で訪れた杉の浦漁港では、カキの殻むきにも挑戦した。鶴瓶から再出演を依頼された松山は「ぜひやらせていただきたい」と快諾した。