テレビ朝日系人気刑事ドラマ「相棒

 season11」(10月開始)で水谷豊(60)演じる杉下右京の3代目相棒、成宮寛貴(29)のキャラクターが、たたき上げの刑事「甲斐享(かい・とおる)」に決まったことが12日、分かった。今年4月、水谷の新相棒として起用が発表されたが、役名、キャラクターは伏せられたままだった。

 これまで初代寺脇康文(50=亀山薫役)、2代目及川光博(42=神戸尊役)が相棒役を務め、番組平均視聴率15~20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録してきた人気シリーズ。その重要な役を成宮が演じる。杉下がいる「警視庁特命係」に配属されて物語が進むが、亀山は警視庁捜査1課から、神戸は警察庁警備局からそれぞれ異動してきたエリートだった。だが、成宮演じる甲斐は、交番勤務、所轄の刑事を経て本庁にやってきた「たたき上げ」の設定だ。

 設定年齢も成宮の実年齢と同世代で史上最年少。杉下と親子ほどの年齢差があり、やんちゃで今風な言葉遣いもするキャラクター。服装はジャケットにTシャツ、ジーンズ。2代目神戸のスーツ姿より、トレーナーにカーゴパンツ姿だった初代亀山に近いラフな格好で難事件を解決していくという。