芸能界屈指の仕掛け人が集まり、アラフォー独身女性向けの新雑誌「DRESS」を来年4月に創刊することを29日、都内で発表した。出版社の幻冬舎社長の見城徹氏(61)が会長、「美魔女」という造語の生みの親、山本由樹氏(50)が社長の新会社「gift」を設立した。見城氏は「雑誌出版に止まらない、あらゆるビジネスを仕掛けていく」と話した。

 同社のサポートメンバーが豪華だ。作詞家秋元康氏が最高顧問、エイベックスグループホールディングス社長の松浦勝人氏が名誉会長、サイバーエージェント社長の藤田晋氏が副会長を務める。見城氏は、約300人のマスコミ関係者を前に「天才的プロデュースをする秋元氏、天才的クリエーティブ力のある松浦氏、天才的ネット発信力の持ち主の藤田氏と、何か一緒にやろうと立ち上げた」と経緯を説明した。

 AKB48、浜崎あゆみ、アメーバブログの生みの親たちが、ずらりと勢ぞろいした。秋元氏は「物づくりは合議制や多数決ではうまくいかない。これだ!

 と突っ走るから失敗もあるが、成功につながる。どのくらいお力になれるか分かりませんが、精いっぱい助けたいと思います」とあいさつした。

 創刊から1年間表紙モデルを務めるのは女優の米倉涼子(37)。アラフォーの「顔」として起用されたが「結婚したいし、チャンスは逃したくないので(契約中は)結婚させてもらえないってことはないですよね?

 先ほど『創刊までの4カ月はしないで』と言われちゃったので」と不安がると、山本氏は「すぐにはしなさそうなので…」と返答。米倉は「失礼、ひどい編集長ですねぇ~」と苦笑いしながらも、写真撮影では、ビシッとポーズを決め、意欲を示した。【瀬津真也】