小池百合子都知事の就任後、2度目の議会となる東京都議会第4定例会が1日、開会した。

 小池氏は所信表明で、2020年東京五輪・パラリンピックについて、「大会を成功させるため、膨張し続ける経費に歯止めをかける責任が私にはある」と強調した。

 その上で、会場見直し問題にも言及。ボート、カヌー・スプリント会場に関しては、当初自身がプッシュしていた長沼ボート場(宮城県登米市)が事前合宿地となることで合意が得られたことをまず最初に持ち出した上で、海の森水上競技場に決まった経緯を説明。肝いりながらも実現しなかった案への「未練」も、にじませた。

 バレーボール会場については、横浜の開催に向けて整備する一方、有明はさらなる精査を行うとして「クリスマスまでの間に、最終結論を出したい」と話した。