大阪市の学校法人「森友学園」が、大阪府豊中市の国有地を、開校予定の小学校の用地として評価額より約8億円安く取得していた問題が、安倍政権を揺るがしつつある。

 森友学園が4月に開校を予定する小学校のホームページに掲載されていた安倍晋三首相の昭恵夫人のあいさつ文が、23日までに削除された。夫人は、あいさつの中で名誉校長に就任した経緯を説明。「理事長の教育への熱い思いに感銘を受け、就任させていただいた」「優れた道徳教育を基として、日本人としての誇りを持つ子どもを育てます」と記されていた。学園側は、削除については「担当者がいないので答えられない」としている。