☆メイショウシンタケ(日曜中山10R・東風S7着)

道中は中団後ろで折り合ってスムーズな追走に見えたが、勝負どころからの反応がいまひとつ。中山までの長距離輸送があっての12キロ増。デビュー以来最高体重の490キロはさすがに重かったか。直線は内めに進路を取るも、手応えほど伸びず。少し掘れて軟らかい馬場も向いてない印象だ。それでも勝ち馬から0秒9差と1秒も離されておらず、それほど悲観する内容ではない。馬体が絞れてパンパンの良馬場で競馬できれば、重賞でもチャンスはある。


☆レディマリオン(日曜阪神11R・フィリーズレビュー10着)

スタートで2馬身出遅れて、向正面から3コーナーにかけては、少し力んでいた。しかも直線は内からぶつけられる不利。スペースを見つけて伸びようとしていた時だけに、余計にこたえた。あそこで集中力が途切れた感じ。その後も内の馬と接触してスムーズさを欠くなど、まったく競馬にならなかった。10着という結果は度外視していい。前走から一気に400メートル短縮した影響も多少はあっただろうが、前半から掛かりのいいタイプだけに距離だけが敗因ではない。もう一度、マイル前後での走りを見てみたい。


☆シンリョクカ(土曜中山11R・中山牝馬S3着)

好枠からスタートを決めて3番手の内。3コーナーで外から2、3頭まくってくると、いったん控えて脚をためた。コーナーで少しのめるような感じもあったが、直線は内ラチ沿いからしぶとく脚を使った。最後は馬場の荒れたところを通った分もあるが、理想的な展開だっただけに、物足りなさがあるのも事実。とはいえ、ようやく現状の力は発揮したとみていい。まだまだ伸びしろがあり、重賞制覇のチャンスは十分。距離は2000メートル前後がベスト。少しためる競馬を覚えれば、もっと切れる脚が使える。