日本ハムが逆転勝ちで、首位をキープした。

 先発した大谷が3回に自身が持つ日本最速記録を更新する164キロをマークも、その投球を糸井にはじき返されて2失点。しかし、4回に打線が近藤、中田の連続適時打で同点に追いつき、7回には中島が右越え2点適時二塁打を放って勝ち越し。6回以降は継投に入り、最終9回は代役守護神の吉川が札幌ドーム初セーブで締めた。

 栗山英樹監督(55)は164キロを出した大谷について「バランスは良くなってきている。(164キロも)打たれたら意味がない」と、さらなる高みを望んだ。4回の同点に追いついた攻撃については「素晴らしかった」と納得顔。雨天中止で試合のなかった2位ソフトバンクとの差を「1」として「みんなで勝ちきるだけ」と、気を引き締めた。