中日が今季初のサヨナラ負けを喫し、2度目の3連敗でAクラス3位から、一気に4月4日以来のBクラス5位に転落した。

中13日の先発ウンベルト・メヒア投手(27)が序盤から制球に苦しみ4回4四死球3失点で降板。8回に追い付いたが、延長11回に8番手勝野が先頭中村にフルカウントから中前打を許すと、続く塩見に初球を中堅に運ばれる3号サヨナラ弾を被弾した。

リリーフも含め投手陣は9与四死球。4月中旬の単独首位時には、1点台でリーグトップのチーム防御率も3・17と下降線をたどる。立浪監督は「追いつけたので、何とかものにはしたかった。最後もカウント負けして打たれている。今日はここの球場(狭い神宮)だからこそ、大胆に攻めていこうということでスタートして、これだけフルカウントにして、四球、死球が出ている。投手ももう1回、本当の意味で攻めていかないと。現状を打破できない」と投手陣の発奮を促した。

攻撃面では好機を送りバント失敗があったものの、1点差の8回に主砲中田が3月31日ヤクルト戦(神宮)以来の3号同点アーチを放った。「昨年までは、ああいうところで1発打つのは、1回もなかったのに等しい。ああいうところで長打を打てるのは、さすが。きっかけをつかんで欲しい」と、指揮官は7試合連続安打の主砲の豪打復活に期待を寄せた。

開幕から神宮では引き分けを挟んで3連敗。4日の勝敗次第で最下位転落の可能性も出てきた。

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