米国時間の13日、ジョニー・デップ(53)とアンバー・ハード(30)の離婚がついに成立したことが明らかになった。

 ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙電子版などによると、ロサンゼルスの裁判所が2人の離婚を認め、昨年から続いていた泥沼の離婚争いに、ようやく終止符を打った形となった。

 同紙によると、デップはハードが離婚手続きをわざと遅らせていたと主張し、制裁措置として10万ドルの罰金を支払わせることを求めていたが、裁判所はこれを却下。裁判官はその理由について、「お互いの間で、争いがかなり続いていたと思う。彼女を処罰するべきだという証拠もない」と述べたという。

 ハードの弁護士らは裁判所前で喜びに沸き、同紙の取材に対し、「素晴らしい。我々の最初の目的は、彼女に離婚させることだった。彼女もやっと、前に進むことが出来る」と語った。

 2011年に映画の共演で知り合った2人は、2015年2月に結婚。しかし、昨年5月、ハードがデップのDVを理由に、突然、離婚申請に踏み切った。デップは昨年8月、ハードの要求通り、離婚調停金700万ドル(約8億円)を全額、チャリティに寄付することに同意。

 しかし、米情報サイトTMZの報道によると、ハードが昨年末、裁判所に対し、デップに寄付金の支払いを早めるよう命じることを求めると同時に、調停金の金額について再交渉しようとしたという。

 しかし、裁判所はハードに対し、すでに合意した700万ドルの調停金のみを受け取ることを認め、弁護士費用もそれぞれが自分の分を負担するよう命じたという。(ニューヨーク=鹿目直子)