致死性不整脈の疑いで今月8日に亡くなった女性アイドルグループ「私立恵比寿中学(エビ中)」のメンバー松野莉奈さん(享年18)のお別れの会が25日、パシフィコ横浜で執り行われた。

 残されたエビ中のメンバーや、「ももいろクローバーZ」など全姉妹グループ、関係者やファンなど約2万人が参列した。

 残されたメンバー7人は冒頭、祭壇の前に立つと悲しみをこらえ、神妙な面持ちで白いカーネーションを献花、深々と頭を下げ、手を合わせた。その後、参列した関係者の対応をしたメンバーたちは、気丈に明るく振る舞っていたという。

 会場には、エビ中の楽曲が流され、祭壇には、松野さんや両親が気に入っていた、15年のシングル「夏だぜジョニー」の発売時に撮影された写真、メンバーカラーだった青をイメージし、カーネーション、バラ、デルフィニウム、カスミ草、アジサイなど約4000本とバルーンなど飾られた。

 松野さんの最後のステージとなった今月1日のライブで共演した氣志團も参列した。エビ中は自身らが主催するフェスに出演してもらうなど、縁が深かったという綾小路翔(37)は「現実味がなくて、言葉にならない」とし、「松野さんもエビ中のこれからの活躍を楽しみにしていただろうし、今もそう祈っていると思う。エビ中には彼女の分まで頑張ってほしい」と、エールを送った。

 この日はほかに、ラッキィ池田(57)ヒャダインこと前山田健一(36)宮藤官九郎(46)東京女子流らが参列した。