ラグビーの「ムロオ関西大学リーグ」が24日、大阪・キンチョウスタジアムで開幕する。

今季から外国人留学生の同時出場が2人から3人となり、3連覇を狙う天理大は盤石。帝京大の大学選手権10連覇を阻止する有力校の1つとして、関西制覇で弾みをつけたい。その天理大を前年6位と低迷した同大、同2位の京産大らが追う。第1節は24日にキンチョウスタジアムで2試合、30日に京都・宝が池球技場で2試合が行われる。

24日に開催される2カードは以下の通り。

◆大体大(前年2部1位)-関学大(同1部4位)=正午キックオフ

4年ぶりの1部復帰となる大体大は、かつて「ヘラクレス軍団」と呼ばれた伝統の強力FWが鍵を握る。関西学生代表のプロップ小谷中友徳(4年=八幡工)らを中心に、セットプレーで優位に立ちたい。対する関学大はBKにタレントがそろう。7人制日本代表の経験を持つWTB中孝祐(3年=東海大仰星)らの決定的な仕事に期待がかかる。

 

◆天理大(前年優勝)-関大(同5位)=午後2時キックオフ

天理大はロックにアシペリ・モアラ(1年)、NO8にファウルア・マキシ(4年)、CTBにシオサイア・フィフィタ(2年=いずれも日本航空石川)と外国人留学生3人を先発起用。1年だった昨季から中心として活躍したSH藤原忍(日本航空石川)SO松永拓朗(大産大付)の2年生ハーフ団も、経験を積んでゲームメークに磨きをかけた。昨季、54季ぶりに同大を破った関大は、伝統のしつこいタックルで少ない好機をものにしたい。

 

30日には前年3位の立命大-7位の近大、6位の同大-2位の京産大が組まれている。