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サッカータイトル

広島佐藤寿が06年代表FW争い参戦

計測器具の間をダッシュする佐藤(撮影・蔦林史峰)

 日本代表に初招集されたFW佐藤寿人(23=広島)が、W杯イヤーの「新星」になる。ジーコジャパンは宮崎合宿2日目の30日、2部練習で徹底した走り込みをこなした。佐藤は、昨年のW杯最終予選で大ブレークし、代表に定着したFW大黒将志(25=グルノーブル)同様に「ワンチャンスをものにしてW杯に生き残る」と宣言。「前年Jリーグ日本人得点王」など、数々の共通点を持つ男が「第2の大黒様」としてW杯への道を切り開く。

 ドイツへの道は、くっきりと描かれている。W杯の質問になると、それまであった佐藤の笑みが消えた。「FWは点を取れば印象が強くなるし評価が上がる。ワンチャンスをものにできるように、大黒君のようにチャンスをものにしたい。もちろんボクもW杯に出たいです」。胸に秘めた熱い思いを口にした。

 今合宿に参加中の久保、巻に加え、海外組の高原、柳沢…。厳しいFW競争の中、昨年は大黒が北朝鮮戦の劇的ゴールで「新星」になった。W杯イヤーの06年は佐藤がその第1候補に躍り出る。5つの共通点から「ポスト大黒」としてブレークの資格? は十分だ。

 (1)前年の日本人得点王 大黒は04年に20得点を挙げて代表初選出。佐藤も18点で05年の日本人得点王。

 (2)追加招集 大黒は久保(横浜)の代役、佐藤も田中達(浦和)の代役として代表切符を得た。

 (3)犬好き 大黒は愛犬ラオウ(チワワ)を飼育。佐藤もチワワ3匹を飼うほどの愛犬家だ。ちなみに佐藤は、いぬ年の年男。

 (4)インザーギ 2人ともACミランFWインザーギの熱烈なファン。

 (5)もちろんプレーも オフ・ザ・ボールの動き出しでDFの裏に飛び出すプレースタイルもそっくり。

 合宿2日目にして代表にも溶け込みつつある。食事の時は久保、阿部らと同席し、積極的に話し掛けている。午後のクロスカントリーで集団から遅れ「もっと走れるようにしないと…」と苦笑いしつつ、その目は2月10日の米国戦を見据えている。「点を取りたい。FWは数字が大事ですから」。まずは名刺代わりの1発で「全国区」、いや世界へ飛び出す。【益子浩一】

[2006/1/31/08:53 紙面から]

写真=計測器具の間をダッシュする佐藤(撮影・蔦林史峰)


【関連情報】
ベレーザ川上直子も執筆、ニッカン蹴球クラブ
ドイツW杯特集

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