J2山形MF大塚真司(29)が、かつての恩師に率いられる鳥栖の勢い止める。チームは25日、山形県総合運動公園サッカー場で、ハーフコートの11対11のミニゲームなどの戦術練習を行い、28日のホーム鳥栖戦に備えた。
川崎F時代、当時監督だった松本育夫(63=鳥栖監督)の指導を受け、J1昇格を経験している大塚は「3連敗の後、松本監督が就任して昇格した。中途半端じゃない情熱が選手たちに伝わった」という。その年大塚は32試合に出場し、J1昇格の原動力になった。だが「(松本監督には)褒められた覚えがない。センチメートル単位で指示された記憶がある」と振り返る。現在2連勝中の鳥栖には「(松本監督の)乗せ方が勢いにつながっている部分は少なからずある」と警戒する。
アウエー戦だった第1クールでは2−0と完勝している。だが、試合後の松本監督が「ケアしていた左右のサイドは抑えたが、大塚の部分で穴があいた」と真っ先に名前を挙げて悔しがっただけに、次節は徹底マークされる可能性が高い。しかし、開幕当初、コンディションに苦しんだ大塚も、ここにきて本来の豊富な運動量と、球ぎわの鋭い寄せでピンチの芽を摘み取るなど、パフォーマンスは上がってきた。「調子はいい。戦う意識を持ち、効果的なプレーで、相手の自信と勢いを止めたい」。大塚が、恩師への強烈な恩返しで山形を単独2位に押し上げる。【塩谷正人】
[2005/5/26/11:37 紙面から]
写真=確かめるようにキック練習をする山形MF大塚
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