南米初開催となるリオデジャネイロ五輪は5日午後8時(日本時間6日午前8時)からリオデジャネイロ市中心部のマラカナン競技場で開会式を行い、4年に1度の祭典が開幕した。

 日本選手団は104番目に入場行進。旗手を務めた陸上男子10種競技の右代啓祐(30=スズキ浜松AC)を先頭に選手、役員ら約150名が続いた。陽気な音楽が響く中、日本とブラジルの国旗を持ち、笑顔でリラックスした表情。バスケットボール女子代表は、吉田亜沙美主将(28=JX-ENEOS)を中心に中継カメラに手を振って、五輪の雰囲気を楽しんでいる様子だった。4大会連続出場の卓球女子福原愛(27=ANA)は伊藤美誠(15=スターツ)らと並んで行進。スマートフォンで記念撮影する選手の姿もあった。

 競技は6日に本格的に始まり、初採用のラグビー7人制、112年ぶりに復帰のゴルフを含む28競技306種目を実施する。国外開催で史上2番目となる338選手が出場し、前回ロンドン五輪の倍となる14個の金メダル獲得を目指す。