ジャーニー鋭伸に池添逆転誓う/宝塚記念
<宝塚記念:追い切り>
完成期を迎えたドリームジャーニー(牡5、栗東・池江泰寿)の池添謙一騎手(29)が、ディープスカイ逆転を誓った。宝塚記念に向けた24日の最終追い切りは、不良馬場のDウッドにもかかわらずラスト11秒9をマークした。父ステイゴールドも、母の父メジロマックイーンも好走した阪神2200メートルのG1。大阪杯の再現は十分ある。
「状態には太鼓判を押せる。負けたら仕方ないと思って乗りたい」。共同会見に登場した池添は迷わず言い切った。「良かった」と同じ言葉を何度も繰り返した。間違いなく本心だ。ドリームジャーニーはまさに今、完成期を迎えた。
多量の雨を含んだ馬場を考慮し、前半は抑え気味に入る。それでも人馬の呼吸はまったく乱れない。直線を向くと独特のピッチ走法の回転数が上がっていった。手綱をしごいてさらに加速をうながすと、重心を低く下げ、力強くゴールを駆け抜けた。不良馬場にもかかわらず、Dウッドでラスト1ハロンは11秒9、6ハロンも83秒5でまとめた。「反応を確かめながらやったがすごく良かった。先週もいいなと思ったけど、先週より上積みがある。今年一番の出来で迎えられる」。あん上は誇らしげに言った。
以前は最終追い切りを加減しなければならず、ほとんど馬なり調教だった。ところがここ2戦は、しまいをびっしり追われている。体質の強化でハード調教に耐えられる体になったことが理由。その秘訣(ひけつ)は疲労回復にある。レース後は放牧先のウオーキングマシンを用い入念に歩かせ、完全に疲れを抜く方法に変えた。カイバも試行錯誤して微妙に変えた。その効果は確実に表れた。それに伴い筋肉も増強。「内またの張りがすごい」とトレーナーが驚くほどだ。
手応えがあるからこそ池添は強気だ。天皇賞(春)の3着も「もっとサポートできていればいい結果だったと思うと反省している」。ディープスカイを差し切った大阪杯も「(相手と)2キロ差あったのでこちらが有利だったが今回は同条件。次は負かしたい」と同重量でも負けないと言わんばかりだ。
レースのイメージは大阪杯。小細工はなしだ。「ジョッキーとして距離も前走より乗りやすいし乗り方ひとつで逆転できる」と池添は言った。昨年末から掲げてきた今春最大の目標。準備は整った。【山本幸史】
[2009年6月25日8時32分 紙面から]
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