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ヴィクト3頭併せで最先着12秒7/弥生賞

追い切られるヴィクトワールピサ。左はトパンガ、右はロールオブザダイス
追い切られるヴィクトワールピサ。左はトパンガ、右はロールオブザダイス

<弥生賞:追い切り>

 皐月賞TR弥生賞(G2、芝2000メートル、7日=中山)で始動する4戦3勝ヴィクトワールピサ(牡3、栗東・角居)が3日、栗東Cウッドで最終追い切りを行い、3頭併せで最先着した。このレースで連対率8割4分6厘を誇る武豊騎手も自信を隠さない。

 クラシック候補の復帰戦を前に、武豊は71日ぶりに味わうヴィクトワールピサの背中の感触を心待ちにした。「今朝の動きも良かったみたいだね。この中間は乗っていないから、どういう感じに成長しているのか楽しみ」。【6502】と驚異的な成績を挙げている弥生賞男。連対率8割4分6厘を誇る。5年前のディープインパクトでは無傷で3冠を制し、ナリタタイシン、ダンスインザダーク、スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、エアシャカールでもクラシックを制覇(ザッツザプレンティは安藤勝で菊花賞V)。武で連対した馬は、3歳世代の主役になれる。

 最終追い切りは、角居厩舎恒例の3頭併せ。内のトパンガ(古馬1000万)、外のロールオブザダイス(古馬オープン)に先行し、Cウッドの外側を通り5ハロン67秒9-12秒7。前半は少し遊ぶ面を見せ、決して大人の走りではなかったが、直線で格上2頭に挟まれプレッシャーを受けた。集中力を持続させるため、ゴール板寸前まで馬なりで我慢できた分、直後ははじけた。左ムチ1発で半馬身先着。キレのある動きは、久々を感じさせない。卓越した能力があるからこそ、けいこでも遊ぶ余裕を見せる。激しいレースを経験して走りに集中するようになれば、さらなる飛躍が約束される。

 デビューから一貫して手綱を取ってきた武は、前走のラジオNIKKEI杯2歳S(G3)でそれまでの先行策から一転、後方からの競馬で初重賞を獲得。自在性を示した。しかも左トモを落鉄するアクシデントもあった。「落鉄は気付かなかったなあ。着差もタイムもそれほど優れたものではないけれど、内容は良かったよね。朝日杯組以外も含め、メンバーのレベルも高かったし」と強調する。初経験の中山も気にしていない。「割と乗りやすい方だし、スタートも出る。前走もすぐ折り合いがついたから中山コースも敵にはならないよ」と自信をちらつかせた。

 新馬戦で唯一の黒星を喫したローズキングダムとは、皐月賞で激突する。4連勝を飾って再戦、雪辱へ。その可能性は非常に高い。【松本岳志】

 [2010年3月4日8時38分 紙面から]


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