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ムーン急転ダーレージャパンFが購入発表

 ドバイ移籍が基本合意に達していたアドマイヤムーン(牡4、栗東・松田博)を、中央の馬主登録が認められたばかりのダーレー・ジャパン・ファーム(北海道日高町=高橋力社長)が購入することが27日、同ファームから発表された。厩舎はそのままで天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、10月28日=東京)を目指し、来年日本で種牡馬入りする。

 アドマイヤムーンのトレード先が、ダーレー・ジャパン・ファーム(以下DJF)に決定した。当初はドバイのモハメド殿下が統括する馬主軍団ゴドルフィンに移籍するとみられていたが、天皇賞(秋)出走を条件として挙げた近藤利一オーナーの要求を受け入れるため、急転直下、DJFの所有馬として松田博厩舎のまま日本で競走を続けることになった。高橋力社長は「このような名馬を購入できますことは、この上なく光栄であるとともに、将来の種牡馬候補としても大いに期待されるところであり、その責任の大きさを痛感しております」と書面でコメントした。

 DJFはモハメド殿下が設立した日本法人ダーレー・ジャパンと深いかかわりのある生産者法人で、18日に中央競馬の馬主として登録されたばかり。日高に6カ所の牧場(総敷地面積約200ヘクタール)を持つ。ただし何十億もの潤沢な資金は有していないため、ゴドルフィンとの間で合意した40億円のトレードマネーがどのような方法で近藤氏に支払われるかは明らかにされていない。アドマイヤムーンが競走を続ける限りはDJF名義で、引退後にダーレー・ジャパンが買い取るとみられる。

 現役は年内いっぱいで、天皇賞がラストランとなる可能性もある。高橋氏は「来年から種馬にする予定。向こうと行ったり来たりでは負担が大きい。場所は日本」と語った。引退後はアルカセットやファンタスティックライトがいるダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックス(北海道日高町)でけい養される。

[2007年7月28日8時11分 紙面から]

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