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独自理論は武田、深谷、村上義が安定/GP

 14年を締めくくる大一番「KEIRINグランプリ2014」(GP)が30日に岸和田競輪で行われる。今年のベスト9の激突。ヤマコウ(山口幸二氏=日刊スポーツ評論家)が、今年のグランプリメンバー9人を独自の理論で分析した。実力、精神的にも安定している武田豊樹、深谷知広、村上義弘の3人と、今年無冠ながら、すべての面で成長した浅井康太の活躍に期待する。

今年無冠の浅井は特注!神山もすごい/GP

 デスク 今年もGPの季節がきました。GPを2回制したヤマコウだからこそ語ることができる9人を分析してもらいましょう。

 山口幸二(以下ヤマコウ) 予想というよりも僕の感じた9人を話します。まず同じ中部地区の深谷知広。骨折明けでぶっつけ本番になるが、GPまではきっちりと仕上げてくると思います。出場する限り、このGPだけはケガなど関係ない。実際伏見俊昭や村上義弘は、骨折明けで勝ってますからね。僕も2度目のGP制覇(12年)の時は風邪をひいて最悪の体調でした。日ごろの鍛錬と集中力があれば、問題ないでしょう。

 デスク では深谷はやれる?

 ヤマコウ GPの経験もあるし大丈夫。もう一人の浅井康太は、後半は特に頑張った。深谷がいない中、金子貴志の前で常に早めの自力勝負に徹したことも大きい。そんな努力の積み重ねがあれば、いい結果が出るもの。深谷という絶好の目標もあるし、今年の浅井は特注ですね。

 デスク 関東勢は。

 ヤマコウ まず武田豊樹。昨年、今年と長期欠場を余儀なくされた中でのオールスター制覇は立派だった。それに休んでも休んでも強くなって帰ってくるのは、並外れた精神力の強さがあるからこそ。今回は関東勢の援護も厚いし、さらに期待が高まると思います。

 デスク いろんな意味で注目の神山雄一郎は。

 ヤマコウ 僕と同年齢でトップクラスを維持しているんだから、すごいとしか言いようがない。レースの集中力も高いし、いいモチベーションを感じます。まさに「神様」だと思う。平原康多は、最後にGP切符をつかみ取るあたり、持っている。武田との信頼関係は村上兄弟と同様に、かなり厚いものがある。総合力も高いし、3人で結束する関東勢の並びには注目したいですね。

 デスク 村上兄弟、稲川翔ら地元勢は。

 ヤマコウ 村上義弘は、今年はいろんなことがありました。それだけにみんながいて自分がいることを再認識したでしょう。選手会脱退騒動を経て、村上義を中心に近畿の絆がより深まったように思います。年齢もあって自力では苦しいかもしれませんが、自分でレースをつくれるのが義弘の真骨頂。村上博幸と稲川翔も義弘に引っ張られて今の位置がある。3人とも初の近畿地区のGPで気合も入るだろうし、その結束力は脅威となります。

 デスク 最後に岩津裕介について。

 ヤマコウ ラインが手薄な中国勢にあって、よく頑張っています。競るときは競るし、レースセンスもある。大ギアも踏みこなせるし、今の競輪に向いている選手だと思います。中部の2人(深谷、浅井)と連係できればチャンスはありますね。

武田vs村上義の代理戦争/ヤングGP

 ヤングGPは、近畿地区と関東地区の争いとなりそうだ。層の厚さでは関東。選手の芯の強さは近畿といった感じだ。

 トップに立つ選手がしっかりしていると、後輩もしっかりした選手が育つ。今の競輪界の東西両横綱は、武田豊樹と村上義弘。その代理戦争だと私は思う。

 特に、どんなレースでも勝ち方にこだわりを見せる野原雅也と三谷竜生が連係することになれば、竜生の優勝はグッと近づくだろう。逆に関東は、層が厚すぎてラインという点では見劣りするかもしれない。

 次世代のスター選手候補の走りをしっかり見届けたいと思う。

小林優香が不動の存在/ガールズGP

 今年で3回目を迎えたガールズGP。昨年までとは、少し違う様相を呈している。いうまでもなく、小林優香の存在だ。

 彼女が与えたインパクトは衝撃的だった。106期で唯一のGP出場権を得たことから分かるように、力は女子の中では抜けていると思う。「他の強い選手は、展開が向けば何とかなると思うが、彼女には全く勝てる気がしない」とはあるガールズ選手の弁。

 そんな彼女を迎え撃つ先輩選手の奮起に期待したい。特に加瀬加奈子。女王と言われながら、いまだにGPには縁がない。それでも先行にこだわり頑張っている。

 批判的な声も多かったガールズケイリンを、ここまで盛り上げることができたのも、中村由香里や中川諒子をはじめとする102期生が、大げさではなく粉骨砕身やってきたからだと思う。打倒小林優香を合言葉に、好レースを期待したい。


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