日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が、W杯アジア最終予選の組み合わせ決定を受け、東京・本郷のJFAハウスで取材に応じた。

 冒頭こそ「みなさん、この抽選を受けてのコメントを期待していると思うんですが、予選を突破したら、初めていい抽選だったと言える。じゃなかったら悪い抽選だったと」と受け流した。しかし、話が進むにつれ「この2、3日、対戦する可能性があるチームを調査しました」と、各国の印象を語り出した。

 特に最大のライバルとみられる、第1ポットのオーストラリアについて「多くの選手が欧州でプレーしている。フィジカルのインパクトが強い。ハイレベルな選手も何人かいる。我々にとって最も困難な相手」と言及。「デュエル(球際の攻防)にフィジカル的な要素を盛り込んでくる。イングランドのスタイルも持ち合わせている。まず11月にアウェーで対戦しますが、その準備をしないといけない」と表情を引き締めた。