新生なでしこジャパン(FIFAランク7位)が、五輪4連覇を目指す米国(同1位)と3-3で引き分けた。2点先行しながら後半に逆転を許したが、終了間際に途中出場のFW横山久美(22=長野)のゴールで追い付いた。

 FW横山が1点を追う後半ロスタイムに同点ゴールを決めて「結果を求めている。点を取るのが自分の役割」と胸を張った。今回のFW登録メンバー4人の中では唯一、W杯も五輪も経験していない。アジア最終予選では4大会連続の五輪出場が消滅する悔しさを味わった。高倉監督は新エース候補の1発を「いい形でスイッチを切り替えて決定的な仕事を横山がしてくれた」とほめた。