日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)がいきなり“講義”を始めた。

 28日、都内での日本代表の10月のキリン・チャレンジ杯2試合のメンバー発表会見の冒頭、突然日本サッカーについて語り出した。

 会見の司会をする協会広報が「ハリルホジッチ監督から少しお話があります」と切り出した。「??」。会見場には不思議な空気が。すると指揮官が立ち上がり、プレゼンをスタートさせた。

 自前の資料を示し「日本のサッカーの教育はポゼッション(ボール保持)をベースに作られているのかな。点を取るためにはボールが必要。相手よりボールを持ったからといって勝てるとは限りません」と話し出した。

 どうやらW杯に向けメンバー選考や代表の強化だけではなく、日本サッカーそのものに切り込み、サッカーそのものへの議論を巻き起こす狙いがあるようで、突然すごいテンションで話し出した。

 注目のメンバー発表は後回しとなった。