W杯ブラジル大会アジア最終予選に向けて、日本代表イレブンが深夜に反省会を行っていたことが24日、分かった。23日に行われた試合では、FIFAランク109位のアゼルバイジャンに対し、シュート19本を放ちながら得点は2点のみ。試合後の宿舎で、選手は試合の映像を確認しながら、改善ポイントを挙げ、話し合いを続けたという。攻撃の要であるFW香川真司(23=ドルトムント)も、試合後から練習の重要性を説いていた。
表情は引き締まっていた。全得点にからむ活躍を見せたアゼルバイジャン戦から一夜明けた24日、香川は午前9時に静岡県内の宿舎を後にした。「もう疲れはない。(親善試合が終わり)いよいよ最終予選なんだな、と実感がわいてきた」と冷静に話した。
その数時間前まで、熱い話し合いが行われていた。試合後にチームは解散になったが、関東のJクラブに所属する選手やFW香川、FW森本らは、宿舎に戻った。午前0時45分から始まったトゥーロン国際大会初戦をテレビ観戦する選手も多く、試合後の深夜2時半ごろから、先発組、控え組が入り交じった反省会が始まった。
W杯ブラジル大会アジア最終予選初戦を間近に控え、意見が飛び交った。アゼルバイジャン戦の映像を見ながら、振り返った。FIFAランク30位の日本は、109位の格下を相手に19本のシュートを放った。しかし得点は前後半で1点ずつ。チャンスを決めきれない場面が目立った。
その要因として「ラストパスの精度」が議題になった。ラストパスの質が悪ければ、決定率も下がる。パスの出し手、受け手の意思疎通、イメージの共有が必要との認識で一致した。トップ下の本田、右サイドの岡崎、そして左サイドの香川の3人が、ポジションに縛られずもっと流動的に動こうという意見も出た。23日の試合でも左右が入れ替わる場面はあったが、さらに意識することで、攻撃を活性化させることができる。
違うチームでプレーする選手が意思疎通を図るには、積み重ねが欠かせない。香川は試合後「今回は物足りない試合だったが、最終予選までは時間がある。じっくりチームを作るいい機会なので、練習を重ねていきたい」と話していた。
練習中はもちろん、ピッチ外での対話も重要だ。アルベルト・ザッケローニ監督(59)は、選手が食事会場などで積極的に話している様子を、笑顔で見守っていたという。解散前には、「次の試合からが重要になる。チーム一丸となって戦おう」と言葉が掛けられた。今日25日から、再び合宿が始まる。万全の状態で、最終予選に向かう。

