FW柿谷曜一朗(23=C大阪)が反省会三昧で帰国した。日本代表は17日、関西、成田空港着の航空機で欧州遠征から戻った。日本は14年W杯出場を逃したセルビア、ベラルーシに2戦無得点で連敗。柿谷も欧州組を交えたA代表では、8月のウルグアイ戦から5戦無得点と結果が出なかった。現地では主力攻撃陣だけでなく、日本協会の原博実技術委員長とも“反省会”を実施。11月の欧州遠征で巻き返す。

 「疲れてないっす」…。A代表では初体験となる欧州遠征を終え、早朝に帰国した関西空港で、柿谷はそうつぶやいた。言葉とは裏腹に、日本代表も、個人的にも結果が伴わなかったせいもあってか、どこか元気がない。惜敗したベラルーシ戦後は現地で香川、本田ら主力攻撃陣と反省会を開いた模様だ。さらに乗り継ぎ地のフランクフルトでも、原技術委員長と個人面談。巻き返しに向け、まさに反省会三昧だった。

 「(試合後に)みんなと話をしてきましたね。僕がゴールできなかったので。前の選手がゴールできないと、勝てない。結果が欲しいですね、やっぱりね」

 国内組だけで臨んだ7月の東アジア杯は得点王に輝くも、欧州組を交えたベスト布陣を組んだ8月以降は計5戦でまだ得点がなく、通算7試合3得点。一気に代表レギュラーに定着した一方、歯がゆさを抱いているのも事実だ。原技術委員長からは「自分の良さを出せなければ、あそこ(1トップ)に置く意味がない。2試合でGKとの1対1を2度外したけど(マンUの)ファンペルシーなら決めている。お前が決めればチームもお前も変わる」と奮起を促された。

 時差ぼけ対策のため、帰国後は一切睡眠を取らず、夕方にはC大阪の練習に合流。精力的に紅白戦をこなした。来月には再び欧州遠征を控える。低調気味の日本を救うため、自分のため。鬱憤(うっぷん)を晴らすには、ゴールこそが良薬になる。【益子浩一】