日本サッカー協会は3日、7~9日の国内組による日本代表候補合宿(千葉県内)のメンバー23人を発表した。合宿には常連組は招集されず、23人全員がJ1所属で7人が初招集された。

 J1首位の鹿島からDF昌子源(しょうじ・げん=21)が初招集された。いきなりクラブ幹部から「調子に乗るなよ」と怒られ「チーム内の圧力がすごい」と笑顔で実感。「代表は夢だったけど、まだまだ無縁と思ってました」と喜んだ。今季、ロンドン五輪代表の山村やU-21代表の植田を抑えて定位置をつかんだ4年目センターバック。想定外の選出で「ブラジルW杯を狙うとか言う前に、まだJで試合に出始めたばかりなんで…」と苦笑いした。

 言葉通り、11年の入団以来のJ1出場試合数はわずか18試合。うち先発は6試合という実績で異例の招集となった。開幕5戦で3失点はリーグ2位の少なさ。「そこが評価されたのかな」と自分なりに分析した。

 米子北高(鳥取)1年夏にFWからセンターバックに転向し、DF経験は実質5年。「持ち味はスピードを生かしたカバリング。1%の可能性を信じ、楽しんで吸収してきたい」と、同期のMF柴崎とともに合宿に参加する。