広島執念でPK戦制す/ゼロックス杯<ゼロックス杯:広島2-2(PK4-3)鹿島>◇1日◇国立

 初のJ1対J2の対戦は序盤から波乱含みの展開となった。押し気味に試合を進める鹿島だが、前半12分にDF岩政が2枚目の警告で退場。10人対11人となり、FW佐藤を軸とした広島の攻撃に劣勢に立たされた。しかし、同38分には相手DF李が警告2枚目で退場。数的不利がなくなって、前半を0-0で折り返した。

 後半4分にはMF本山が相手のクリアボールを拾って技ありのゴールを決め、鹿島が先制。直後の7分にはMF野沢のミドルシュートで2-0と引き離した。しかし、同35分には途中出場した広島FW久保にPKを決められて1点差に詰め寄られ、同40分には佐藤に同点ゴールを決められてPK戦に持ち込まれた。

 PK戦では鹿島の3、4人目が外し、広島は4人目が止められたものの、5人目の佐藤が冷静に決めて昨季のJ王者を破った。[2008年3月1日20時25分]関連情報海外サッカーTシャツを破格値で販売中!第2回スポーツ博士検定申し込みはコチラヨーロッパサッカー観戦ツアーをチェック!ロードto南アフリカ!2010年W杯への道