J2札幌MF古田寛幸(23)が27日、明日29日金沢戦での初ゴールを目標に掲げた。金沢の森下仁之(ひとし)監督(47)には、04年から06年まで中学3年間、札幌U-15で指導を受けた。公式戦初の師弟対決に向け「僕に自信をつけさせてくれた恩師。ピッチで恩返しをしたい」と意気込んだ。

 石川・津幡町内で行われたミニ合宿初日、約1時間半の全体練習に参加。次節勝てば今季初の3連勝だけに「いい流れ。相手も結果を出しているが、リスペクトしつつ、勝たなければならない」。現在6連勝中と勢いある恩師を、自身の今季1号で止める。

 中学3年時には、同監督からU-15主将に指名され「先頭に立ってやることを教えてくれた人。今に生きている」と言う。多感な3年間で学び吸収した、チームをけん引する姿勢や気概を、ピッチで体現する。