J2群馬は連敗を3で止め、今季5勝目を挙げた。

 FW小林竜樹(30)が5試合ぶりに復帰。前半はシュート0本に終わったが、運動量は最後まで落ちなかった。

 後半10分にMF吉浜遼平(22)を投入すると、一気にリズムが変わった。同20分、DF青木良太(30)のシュートがポストに当たってはねかえったボールを、小林が右足で決めて先制。その後、同点に追いつかれたが同ロスタイム、相手GKのこぼれ球をDF小林亮(32)が押し込んで勝ち越した。最後は磐田に押し込まれる時間もあったが、体をはった守備で1点差を守りきった。

 服部浩紀監督(43)は「引き分けで終わらず、勝ち点3をとれたことは大きい。守りに足を止めず、前にいく気持ちを持っていたことが、追加点につながった」と評価した。また「(磐田は)フリーにさせたり、ぬるい入りをしたら3点、5点を取られる実力差だと話していた。1人1人がやるべきこと、11人がまとまってやることを徹底させた」と勝因を分析した。