J2大宮が首位独走に向けて再加速する。チームは9日、悪天候のため2部練習の予定を午前中のみに変更して行った。

 リーグ戦では直近の2試合を1分け1敗とし、苦しい状況が続いている。だが、6日の天皇杯2回戦では、6月に敗れた東京Vに3-1で完勝し、チームに勢いを戻す大きなきっかけをつかんだ。渋谷洋樹監督(48)も「同じ対戦相手に2回負けるとリーグにも響くので、先につながるのは大きい」と胸を張った。

 20日からはC大阪、東京V、千葉、磐田と前半戦で勝ち星をつかめなかった難敵との4連戦が待ち構えている。天皇杯でつかみかけた勢いを本物にするためにも13日水戸戦は重要な一戦となる。チームの要であるMF家長は今節も出場停止。MF泉沢仁(23)は「もっとタフに動きたい」と、得意なドリブル突破からゴールを奪い、家長の穴を埋めるつもりだ。