J2札幌の新加入ブラジル人FWヘイス(26)が、今日18日の練習試合(非公開)で、初めて主力メンバーの中に入り実戦テストする。14日の追手門学院大戦では、ユースからの練習生や学生との混合メンバーの中で73分出場し、個人能力を生かし2得点1アシスト。今度は組織的プレーで得点を挙げ、28日の開幕東京V戦に向け、仕上げていく。

 開幕前の練習試合は残り2回。ここからは実戦を通して融合を図る。Jクラブ相手の初の本格的実戦チェックに向け、ヘイスは「動く量を増やしたい。あとは連係。さらに、それだけでなくゴールを取ることも大事」と結果、内容ともにアピールする姿勢を見せた。

 四方田監督は追手門学院大戦を映像でチェック。その上で「前で収まる力は、かなりある。常に点を取れる場所に入っていけるのも見られた。ただ、力の差があり過ぎたのでJ相手にどれだけできるか見たい」と言う。レベルの近い相手との対戦で、対応力を見る。

 チームは現在Jチーム相手に4連勝と勝ち癖がついてきた。「いい形で勝てているので、自分が入って途切れないようにしたい」。新たな得点源が、段階を踏んで、ベストの状態に近づけていく。【永野高輔】