J2札幌四方田修平監督(42)が19日、開幕戦メンバーに関して「チームとして、いい悩みが出てきた」と心境を述べた。18日の大分との練習試合で、主力と想定したメンバーが出た前半より、それ以外で構成した後半の方が内容が良かったから。「後半の方が試合に出たいという気持ちが強く伝わってきた。(開幕メンバーは)もう少し考えないと」と、ぎりぎりまで競争をあおる。

 うまかな・よかなスタジアムでの戦術練習でも、3バックは河合、増川、福森、櫛引、進藤の5選手を交互にテスト。堀米が左足首痛で離脱したことを受け、左MFもジュリーニョ、石井2選手の連係をチェックした。FWも実戦復帰した内村が加わり、都倉、ヘイス、中原の4選手を入れ替えながら試した。

 「選手層がそれだけ厚くなったと言うこと。使える選手が増えているのはいいこと」。開幕前最後となる21日の練習試合(非公開)で最終チェックし、気持ち、肉体ともに充実した先発11人を選び抜く。