王者広島が、ホームの開幕戦で惜敗した。後半39分に中盤でボールを奪われると、そのまま展開されて先制点を献上。J1歴代最多得点記録単独トップの158点目を狙ったFW佐藤も、無得点のまま途中交代した。

 ACL初戦となった23日山東戦から、公式戦2連敗。森保一監督は「今日も紙一重の試合。反省を踏まえて、切り替えて次に臨みたい。そのうち勝てるだろうという気持ちが(チーム内に)あるのなら、そんなに簡単ではない。(他クラブは)我々に対してスキは見せてくれない」と険しい表情だった。

 FW佐藤も「十分、勝つチャンスはあった。この悔しさを晴らすのは、勝利しかない。今日は最低でも勝ち点1は取らないといけなかった」と唇をかんだ。

 チームは28日に韓国へ移動。中2日で、3月1日にACLの2戦目となるFCソウル戦を、アウェーで戦う。