史上最も早い、初の2月開幕となった今季J1の第1ステージ開幕節は、不利なはずのアウェーチームが9試合で8勝1敗と大きく勝ち越した。

 過去にホームチームが1勝もできなかった節は4度(現行の18チーム制では過去1度)記録されているが、今回のようにアウェーが8勝は、98年8月22日の第2ステージ開幕節以来、J1史上2度目の最多タイ記録。前回もアウェーが9試合で8勝1敗だったが、延長勝ちが1試合含まれており、今回のように90分試合で1節にアウェーが8勝は史上初めてだ。

 J1の開幕節は前年上位チームがホームで迎えるケースが多い。今年も年間優勝した広島、2位G大阪、4位東京がホームで開幕。これらACL組は過密日程で毎年のように厳しい戦いを強いられるが、今年のJリーグは初の2月開幕。コンディション調整が例年より難しかったのか、いずれもホームで敗れる波乱のスタートとなった。