なでしこジャパンの高倉麻子監督(48)が、選手たちに自己主張を求めた。28日、都内でトークイベント「andSports.」に、澤穂希さんと日本協会の今井純子女子委員長と出席した。

 澤さんが代表に定着する前の時代を振り返り、「試合に出たくて出たくてしょうがなくて、いつも一番後ろをジョギングしているのに、一番前で走ってアピールした。結果的にそれで試合に出させてもらえた。わざと監督の前を走ってアピールしていた選手もいた」とアピール力を強調すると、当時、代表の主力だった指揮官はうなずいて「わざとらしいんですよ」と苦笑い。ただ澤さんの意見に同調し「今の若い選手はあんまりいない。でも『私を出せ』とやって欲しい」と歓迎した。さらに「目立つことを嫌がらず、ぶつかり合って強い個性を出して欲しい」と語った。