仙台はアウェーで東京に0-1で敗れた。2連勝の勢いは消え、前半14分に失った1点に泣いた。約2000人のサポーターが敵地まで駆けつけていたが、3連勝とはいかなかった。

 開始早々の1失点が最後まで大きくのしかかった。14分。自陣の右サイドをワンツーで崩されると、ペナルティーエリア内への進入を許し先制点を奪われた。差はわずか1点。しかし、試合の立ち上がりを相手に支配される形となったことが勝敗を分けた。

 後半こそボールを保持する時間を増やし、反撃に出るも「相手の方が勢いがあって引いてしまった」とMF奥埜。MF梁は「球際でも負けている部分が多く、バイタル(エリア)での精度が足りなかった」と険しい表情で振り返る。最後まで相手の日本代表センターバックコンビを攻略できず、放ったシュートも6本だけと寂しい内容での敗戦。

 渡辺監督は「入りが全て。簡単にボックス内に進入されるなど、未熟な部分が出てしまった。悔しく残念です」。次節は最終戦。来月3日のホーム磐田戦では、笑って終わりたい。【成田光季】