新潟では、来季監督の選任作業が続いている。当初は11月中に来季監督を決定する予定だったが、今日30日まで動きはない。神田勝夫強化部長(50)は「決定は12月にずれ込む」と話した。

 23日に田村貢社長(54)の年内での退任が決まったことも影響している。監督決定のクラブ内手続きなどが、次期社長に内定している中野幸夫氏(61)に移行するためだ。

 9月に退任した吉田達磨前監督(42)の後任で、公式戦終了後もチームの練習を仕切っている片渕浩一郎監督(41)を含めた人選が進む。選手補強など来季に向けた編成は、これから過渡期に入る。神田強化部長は「監督に関しては、しっかり話し合って進めたい」と、腰を据えて当たる構えでいる。