仙台の新戦力組が、キャンプ3日目にして、その過酷さに舌を巻いた。

 仙台は20日、鹿児島県さつま町での1次キャンプ3日目の午前練習を約1時間で終えた。冷たい雨が降ったり、風が強くなったりと悪天候の中、昨日19日に右ふくらはぎに違和感を訴えたMFパブロ・ジオゴ(24)をのぞくフィールドプレーヤーの24人は、1000メートル走を8本こなした。コンディションを考慮して、制限時間は選手ごとに異なっていたが、だんだんと練習の厳しさも増してきた。

 東京から今季完全移籍で加入したFW平山相太(31)は「やばいです。(東京でこの練習は)なかったですね、この時期。とにかくやっていくしかない」と話した。法大から加入したDF永戸勝也(22)は序盤こそ笑顔だったが、終盤は必死の形相で走っていた。「最後は笑顔をつくっていられなくて」と振り返った。