FW田中順ら実力者を補強し、悲願の優勝に挑むヴィッセル神戸は神戸市内で約1時間半、清水エスパルスとのアウェー戦に備えて練習した。就任3シーズン目のネルシーニョ監督は「タイトルを目指せるし、最低でもアジア・チャンピオンズリーグ出場圏内に行く力はある」と手応え十分の様子で話した。

 最も警戒すべき昨季J2得点王の鄭大世はクロスからのゴールを得意とするだけに、ベガルタ仙台から新加入のDF渡部は「どれだけ(ボールを)はね返して、思い通りのプレーをさせないかがポイント」とイメージした。同じセンターバックの岩波はミニゲームで左足を痛める場面もあったが「大丈夫」と頼もしかった。