J2ロアッソ熊本の本拠地で、昨年4月の熊本地震で被害を受けた熊本市のえがお健康スタジアムが、3万2000人収容の全客席の使用を4月から再開することが3日、施設を保有する熊本県への取材で分かった。

 使えずにいたバックスタンドの復旧工事が3月中に終わる算段がついた。4月9日にはサッカー女子日本代表とコスタリカの国際親善試合が行われる。

 同スタジアムは地震で各所に亀裂が生じ、使用禁止になった。安全点検を経て昨年7月からメインスタンドを使って試合を再開。段階的に使える客席が約1万8000席まで増えていた。

 2019年ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の会場の1つにもなっており、県は復旧工事とは別にW杯へ向けた改修も進めていく。