清水エスパルスは試合終了間際に追いつき、ホームで引き分けに持ち込んだ。

 1点を追う後半42分、右サイドのスローインから途中出場のFWチアゴ・アウベス(24)がクロスを入れ、走り込んだMF白崎凌兵(23)が右足で決めた。

 同点になってからはサポーターの声援が一層大きくなり、盛り上がりを見せたが勝利には届かなかった。後半は圧倒的に攻め込み、シュート8本を放った。今季2点目の白崎は「ボールを保持する時間は長かったが、最後のところはなかなか崩し切れなかった。最低限、1点が取れたことは次につながる」と振り返った。

 ホームでは今季3戦で未勝利と悔しい結果が続いている。それでも、先制されながら追いついた試合展開について、主将のFW鄭大世(33)は「落ち込んではいない。(今回の)引き分けは、めちゃくちゃ自信になる。劇的な引き分けで、次のホームで戦いやすくなる」と前向きに話した。