横浜の木村和司監督(52)が1日、来年1月のアジア杯メンバー選出について、「選手が休むことができない。来季始動にも影響する」として、天皇杯上位進出クラブを「対象外にするべきだ」と強く訴えた。

 天皇杯は準決勝が12月29日、決勝は来年元日。アジア杯は来年1月7日開幕。FIFAの規定で、各選手はシーズン終了後、2週間のオフを取ることが義務づけられている。天皇杯で上位に進出したクラブに所属し、アジア杯メンバーに選出された選手は、アジア杯終了後にオフ期間を設けることになる。アジア杯で上位に進出した場合、2月中旬までがオフ期間となる。国内組の選手はすでに始動しているチームに、かなり遅れて合流することになる。木村監督は「こんな日程は選手もクラブも迷惑。負担を減らす、はっきりとしたルールをつくってほしい」と話した。同監督は今後、同クラブ強化担当者などを通じ、日本サッカー協会にルールづくりを呼び掛けていくつもりだ。