<プレナスなでしこリーグ・エキサイティングシリーズ:浦和0-1新潟>◇第10節◇24日◇浦和駒場

 浦和が5年ぶり3度目の優勝を果たした。

 立ち上がりは新潟に押し込まれる場面が多かったが、徐々に主導権を握り始める。前半21分、相手DFに競り勝ったFW大滝麻未(25)がペナルティーエリア内に持ち込み左足シュート。同34分には左サイドからのアーリークロスをつなぎ、最後はFW吉良知夏(23)が右足で合わせた。ゴールこそ奪えなかったが、開放されたバックスタンドまで埋めたサポーターからは大きな歓声が上がった。

 だが後半26分、先制したのは新潟だった。4分前から途中出場したFW大石紗弥香(29)が左足でシュートを放つと、DFに当たったボールは弧を描き、ゴール左隅に吸い込まれた。

 浦和と2位の日テレとは勝ち点3差、得失点差は8。引き分け以上なら無条件で優勝が決まるが、勝利で締めくくりたい浦和は後半39分、ゴール前に迫るもクリアされる。最後まで1点が遠く、そのまま惜敗した。

 それでも、同時刻に行われた岡山湯郷-日テレ戦では日テレが1-0で勝利。勝ち点は並んだが得失点差で上回り1位が確定した。