柏は30日、柏市内の日立柏総合グラウンドで、鹿島戦(12月1日、カシマ)に備えた前日練習を行った。

 ミニゲームなど、約1時間半の調整。勝ち点52で4位の柏が勝利すれば、他力ではあるが1差3位の鳥栖を上回り、来季のACL出場権を獲得する可能性がある。鹿島とは今季1分け2敗。カシマスタジアムは昨年10月2日に1-0で勝利するまで8戦未勝利だった苦手の地。その一戦で決勝ゴールを決めたFW工藤壮人(22)は「あの時はこっちが10人になっても気持ちのこもった試合だった。今回も僕が決めれば自信になるし、成長できるいいきっかけになる。ゴールという形で最終節を締めくくりたい」。

 同一戦で累積警告のため出場停止だったDF近藤直也(29)は「鹿島は急きょジョルジーニョ監督が退任する最後の試合になり、モチベーションができてしまった。でもゼロで抑えれば、攻撃陣が点をとってくれるはずだから負けない。ACLの権利はとらないとね。マス(DF増嶋)としっかり守りたい」とカシマスタジアム“初勝利”でACL出場権獲得を誓った。