来年1月3日に開幕する全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権(宮崎県西都清水台総合運動公園ほか)に出場する藤枝順心は、MF冨山瞳主将(3年)を軸に初優勝を狙う。今年の総体は腰の疲労骨折で、ほとんど出場できずに終わった。ケガはまだ完治していないが、高校生活最後の大会で3年間の集大成を見せる。

 冨山が、一回り成長した姿を全国の舞台で見せる。今年の総体は、腰を疲労骨折し3試合でわずか10分足らずしか出場できず、悔しい思いをした。準々決勝では、常磐木学園(宮城)に0-6で大敗し目の前で実力差を見せつけられた。冨山は「本当に悔しかったし、もどかしかった。チームの雰囲気も悪かった」と振り返る。

 チームとしても総体県予選で、藤枝西に0-1で敗れ、県内の高校相手に5年ぶりの黒星。次の桐陽戦でも1-2で敗れた。多々良和之監督(44)は「悪い記録を塗り替えてしまった。選手達もナイーブになっていた」と振り返る。

 これが逆に、良薬になった。以後、普段の練習はもちろん、朝練や自主練で手を抜かなくなった。7月下旬からグラウンドを人工芝に改装する工事が始まり思うような練習ができなかったが、そのハンディを補うために毎朝行っている朝練は、近くの公園で徹底的に体力づくりに努めてきた。冨山主将は「自主練で納得がいくまでシュートを打ち続けた」と自信を見せる。

 順当に1次ラウンドを突破すれば、総体で大敗した常磐木学園と準決勝で当たる。「高校生活最後の大会なので、リベンジして全国制覇したい」と意気込む冨山を中心に、藤枝順心が創部14年で初の優勝を狙う。【神谷亮磨】