ピクシー名古屋が初戦で宿敵大分をたたいて勢いに乗る。Jリーグは6日、今季のリーグ日程を発表。名古屋は3月7日の開幕戦でホーム豊田スに大分を迎える。昨季大分にはナビスコ杯決勝進出を阻まれ優勝のかかったリーグ最終節でも0-0で引き分け。公式戦1勝2分け1敗と、最も苦しめられた。鹿児島・指宿キャンプ3日目の6日、選手たちも雪辱を誓った。
今季最初の勝ち点3は、大分からいただく。開幕カードの相手として発表されたのは宿敵大分。たたけば波に乗ることができそうな骨のある相手だ。
昨季は対戦チームの中で最も苦しめられた。対戦成績は五分(1勝2分け1敗)だが、J最強ともいわれた大分自慢の堅守の前に、大事なところではね返された。
ナビスコ杯準決勝は1分け1敗。初の決勝行きを阻まれ、大分が初優勝した。さらにクラブ史上初めて優勝の可能性を残して敵地に乗り込んだリーグ最終節(12月6日)は0-0。勝たなければかすかな優勝への可能性も消滅するという状況下でのドローだった。
ピクシーに率いられ大躍進を遂げた昨季の名古屋だが、大分には2度も煮え湯をのまされた。『目の上のたんこぶ』的な存在と、シーズンをまたいでのリーグ連戦。進化を証明するには、これ以上ない相手だ。
選手も約1カ月後の本番を見すえ、早くも決意をにじませた。MF小川は「去年はなかなかあの守備を崩すことができなかった。初戦からそういう相手を、うまくきれいな流れで崩して点を取って勝てたら、勢いに乗れるはず」。DF吉田も「どこも負けたくない相手ですけど、その中でも特に負けたくないチーム」とライバル意識をむき出しにした。
昨季のリーグ3位と4位の顔合わせ。FWではダビ対ウェズレイ、MFなら小川対金崎、DFでは吉田対森重、そしてGKは楢崎対西川と個々の顔ぶれを切り取っても、J屈指の実力者がしのぎを削る興味深い一戦となる。無冠に終わった昨季との違いを証明し、タイトル奪取への好スタートを切るために、大分を踏み台にする。【八反誠】



