「赤い悪魔」を倒す。J1清水が次節浦和戦(29日、エコパ)に向けさっそく動きだした。前節の柏戦(25日)から一夜明けた26日、主力組はランニングを中心に約1時間の軽めのメニューで調整。ゴールデンウイークに入り中3日、中2日、中2日での試合となる過密日程。長谷川健太監督(43)は「中3日は大丈夫だと思うけど、中2日はちょっときつい日程だよね」と、選手のコンディションを気遣った。

 大事な連戦の初戦となった最下位の柏からでなんとか勝ち点1を拾ったが、次節は4戦連続完封勝ちで勢いにのる首位浦和をホームに迎えいれる。指揮官は「切り替えが早くて(パスが)つながっている。それが、好調につながっている」と警戒。第7節終了時点でチーム得点がリーグ最少の4点と苦しんでいる攻撃陣だが、連続完封中の浦和から得点できれば、大きな自信になるはずだ。勢いを取り戻すためにも、次節は大事な一戦になる。【為田聡史】