<ナビスコ杯:浦和1-0磐田>◇3日◇予選リーグA組◇駒場

 元日本代表の磐田FW中山雅史は途中出場で、41歳8カ月11日のナビスコ杯最年長記録をつくったが、ゴンゴールはならず。A組の磐田は、同組の新潟、B組の千葉と京都とともに予選リーグ敗退が決まった。

 磐田FW中山がピッチに登場すると、場内はどよめいた。0-1で迎えた後半43分、FW万代に代わって出場。直後にこぼれ球に右足で滑り込んだ。この日唯一となったシュートは大きく枠を越え「ゴールに向かってくれればと思ったけど、もう1度中に出してもよかった。あれは悔やまれるね」。今季初出場で、98年のラモス瑠偉(当時V川崎)の41歳3カ月21日を超える本大会最年長出場も、チームは予選リーグ敗退となり、満足はしなかった。

 J1唯一の40代選手として、けがと付き合いながらのプロ16年目だ。臀部(でんぶ)痛で4、5月に注射による治療を受けた。リーグ戦では、やはりラモスが持つJ1最年長記録41歳9カ月5日の更新も間近。「あちらこちら(痛みを)いろいろ抱えている。鍛え直してやっていかないとね」。ひた向きな姿勢はまだまだ衰えていない。