第2の「イ・グノ」を発掘しろ!!

 J1磐田では、25日の練習に、韓国の湖南大GKオ・スンフン(3年)と、朝鮮大のFWファン・ソンス(4年)とDFキム・ソンギ(3年)が参加。3人そろっての練習参加に、柳下監督は「27日まで参加するから、どれくらいできるか見る」と話した。

 ボールキープ力を武器に、U-20北朝鮮代表候補に入っているというファンは、7月下旬に大分にも参加したが「磐田はみんなが話しかけてくれてなじみやすい」。韓国代表として各年代の代表に選ばれているオは、193センチの長身で、韓国国内での評価が高く、10月にはKリーグのドラフト候補に入ることが確実。しかし、本人は「Jでやりたい」と緊急来日での練習参加。この日は日本語で自己紹介し、選手を驚かせた。

 強化関係者は「外国人枠の関係から即答はできないが、まずは見てみたい」と、慎重な姿勢を崩さない。だが、一躍救世主となったイ・グノ級の戦力補強に期待感を隠せずにはいられない。【栗田成芳】