<高円宮杯全日本ユース>◇10日◇東京・国立競技場◇準決勝
磐田ユース(Y)が日本一に王手をかけた!!
PK戦までもつれる激闘の末、広島Yを下して10年ぶりの優勝にあと1勝と迫った。先制された前半終盤に、FW海田佳祐(17)の3戦連発弾で同点。後半も一度は勝ち越されたが、同ロスタイムにDF永井鷹也(17)が、値千金弾を決めて延長戦に突入。延長でも2-2のまま決着がつかず、PK戦(5-4)で勝利をつかみ取った。12日の決勝(埼玉スタジアム、午後1時)で、横浜Yと対戦する。
最後まであきらめなかった。前半、後半ともリードを許しながら追いついた。延長戦でも一進一退を繰り返し、2-2で迎えたPK戦。相手の7人目のキッカーがゴール左に外して決着がついた。磐田Yイレブンは、もみくちゃになりながら喜びを爆発させた。ゴールを決めた海田と永井は、ピッチ上でうれし涙を流した。吉田光範監督(47)は「試合を重ねるたびに成長している。よくやった」とたたえた。
仲間を信じて、食らいついた。0-1で迎えた前半43分に海田が同点ゴール。後半30分に失点し、再びリードを許すと、残り10分で3バックにシステム変更。DFの永井がトップに上がって反撃し、同ロスタイムに右CKから、得意のヘディングでゴール右隅に突き刺した。敗戦ムードを一掃する執念の同点ゴール。永井は「今まで辛かった練習などが思い浮かんできた。みんなで奪った点。感謝の気持ちでいっぱいになった」と、仲間を称え最高の笑顔を見せた。
クラブの選手は、今大会が高校生活最後の大会。1次ラウンドではユース王者のC大阪Uー18を下してC組1位通過。決勝Tも青森山田高、東京U-18、広島Yと、強豪を次々に倒した。3年連続で出場しているMF上村岬主将(18)は「どんな形でも、自分たちのサッカーをして絶対優勝トロフィーを掲げたい」と闘志を燃やした。10年ぶりの全国制覇へあと1つ。3年間の集大成を見せる舞台は整った。【神谷亮磨】



